前回までの記事はこちらです。
もしかして大腸がん?検査で引っかかった話~はじめに~
大腸内視鏡検査~その1~検査を受けるきっかけ・検査前日
今回は大腸内視鏡検査の前日~当日の話です。
10/3、大腸内視鏡検査前日
検査の前日は、けっこうな食事制限がありますが、
以下のような物は食べれられるのでキツイと感じませんでした。
食べれるといっても、できるだけ量も控えます。
他に「食べてはいけない物」の紙も渡されるので、それを守るだけです。
検査の前日に食べたもの
朝: 目玉焼きのっけごはん(白米)、具無し味噌汁
昼: 素うどん
夜: 雑炊(白米、卵、豆腐)
何だか全力で借金返済してた頃の食事を思い出すw
でも意外と平気で、作るのも楽だしw私は苦じゃなかったな。
あ、アルコールはもちろん我慢なのでこれがきつかった(汗)
そして食事を夜8時までに済ませ、病院で渡された下剤を飲みました。
そして早めに就寝したものの、夜中にお腹がゴロゴロして目が覚めてトイレに。
朝方4時頃にも目が覚めまたトイレ。
計二回、お腹が痛くてトイレに起き、この日は少し寝不足気味で朝を迎えました。
結局検査を2回やってみて、私は大量の下剤を飲む事や検査自体より、
この下剤での腹痛で夜中に起こされるのが一番つらかったです。
10/4、大腸内視鏡検査当日
検査を受ける病院では、下剤を家に持ち帰って飲んでから来るか、
朝から病院に来て病院で下剤を飲むかを選択できたので、
私の場合もう逃げれないようにと朝から病院に行く事にしてありました。
検査自体は午後3時半からでしたが、朝9時半に病院に来るよう指定されていたので公共交通機関を使い病院へ。
この時点では、昨晩の下剤のゴロゴロは収まっていたので漏らすw心配も無し。
10時、下剤を飲み始める
病院に着き、看護師さんに説明を受けて下剤を飲み始める。
人生初の下剤は「マグコロール」。
下剤を飲むのが辛いという方が多いようですが、
私は普段からスポーツドリンクを飲んでいるため慣れているのか全く平気でした。
むしろお腹が空いていたので「甘くて美味しいw」と喜んだぐらいw
若干、とろっとしてるかな?
それをコップ一杯分づつ、10~15分かけて8回ぐらい飲んでいると、
4回目ぐらいからトイレに行きたくなってきた。
でも、昨晩の下剤のような不快な痛みは伴わず、ただトイレに行きたくなる→出すの繰り返し。
病院にはウォシュレットがあるので助かったw
それである程度の状態になったら看護師さんに確認してもらい、OKなら検査の準備は完了です。
その病院にはリクライニング椅子が数個並んでいてカーテンで仕切れるので、
検査までは下剤飲みつつ小説(マチネの終わりに、面白かった)を読んでいたので待ち時間もあっという間でした。
途中、看護師さんが「飴ならなめていいよ」と飴をくれた。
そしてここでプチトラブル。まさかの女子の日に(汗)
ここ最近、トラブル続きだったのでもう、笑うしかない感じ。
でも、検査自体には影響はないと言われて一安心。
そうこうするうち、検査の時間が近づいてきて、看護師さんに着替えるように促されました。
15時、検査着に着替えて点滴用の針を刺す
検査着は、下は紙の半ズボンのような物(お尻部分に穴が開いている)、
上はよくある病院のパジャマのような物でした。
それから採血をし、鎮静剤を入れるためのトンボ針?を腕に差したまま検査室の前に移動。
数分で呼び出され検査室に入り、左を下にした横向きの姿勢に寝かされました。
ドキドキきょろきょろしていましたが、もうさすがに逃げられない。
すー・・はーーー、と静かに深呼吸をしていたら先生が入ってきたのでご挨拶。
すると看護師さんが「腸が動かないお薬入れますねー」と、点滴用の針から薬を入れた。
それと同時に、お尻にゼリー状の物をさっと塗られ「始めますねー」という声と同時にお尻にカメラ。
同時に「鎮静剤入れますねー」と言われて2秒で、パタッ。と意識を失いました。
大腸内視鏡検査の途中(最後)に目を覚ます
経過時間は覚えていないんだけど、検査途中にハッ。と目を覚ましました。
全く痛みは無かったけれど、まだ腸にカメラが入っているような感覚はある。
とっさに「大丈夫でしたか」と聞くと、
看護師さんが「あとで先生から説明がありますからね」と言う。
嫌な予感。
そこでぐるっと首を回して、後ろにあるモニターを見た。
自分とカメラの位置関係が、このように真後ろだったのです。
するとまさにその時、ポリープを切除するタイミングだった。
先生が「今とってますからねー」と声をかけてくれた。
ポリープの切除に関しては、検査前まで心配で色々調べていたので怖さは無かった。
もちろん、痛みも全くありません。
あ、ポリープがあったんだ、と思ったけれど、リアルタイムでモニターで見たそれは小さくて肌色で、その延長にポチッと出来た膨らみのようだった。
事前にネットで見たようなグロテスクな物では無かった事に少し安堵し(何だ、ポリープあったけど大丈夫ですよって言ってくれたらいいのに!)と思ったりして。
その後、検査はすぐ終了し看護師さんに支えられてリクライニング椅子へ戻される。
15分ほど休憩してから着替えて待合室へ移動し、緊張しながら名前を呼ばれるのを待つ。
するとそんなに待たずに診察室に呼ばれたのでありました。
大腸内視鏡検査の結果は
診察室に呼ばれると、ポリープの場所を示した図と、何枚かの写真がモニターに映し出されていました。
どうやらポリープは2個・・・え。2個?寝てる間にもう1個とった?
と期待したものの、その期待はすぐ裏切られる。
検査中にとったのは2の部分、下部直腸(Rb)にあった小さいポリープのみで、
1の部分、S状結腸の下行屈曲部(SD)にあったポリープは2センチ近くあり、
とれるギリギリだったのでとろうかとも思ったけれど、茎が太いので出血が怖いのと、
根が深い疑いがあるので大きな病院で検査して下さいと言うのです。
(||゚Д゚)「えっ!大きな病院?入院ですか!!?」
と、その時点で考えていた最悪の事態にうろたえていたら
「内視鏡で切除になると思うけど、多分2泊ぐらいかな」と言う。
そして「でも大丈夫ですよ、とれば治るから」とか「多分良性だと思いますよ」
・・・なんて慰めは一言も言わず、先生は神妙な顔をしている。
(||゚Д゚)「せ、先生、3か月後じゃダメですか?」
と、決まりかけている新しい仕事の事が頭に浮かんだのでさらに足掻くと、
「僕がゆりみそさんの家族なら、すぐ病院に行かせます。」なんて言う(怖
でも私自身、その写真を見るとちょっと嫌な感じだなと思っていた。
2の部分にあった小さいポリープ(切除済み)は6mmぐらいの肌色のこんなやつ。
見るからに、ちょこっと出ちゃったけど良い子だよ!という感じ。
でも、1の部分のは茎が太い、しめじの親分みたいなやつだった。
しかも頭が赤くて、その部分を拡大した画像を見せてもらうと
まるで知らない惑星がそこにあるような、複雑で不思議な模様をしているのだ。
大きさも、2センチ弱あるらしい。
最悪、ポリープがあるかもとは覚悟はしてたけど、何だこれ。
そして切除した小さいポリープは病理検査に出すので二週間後来てくださいと言う。
え!?二週間!?と言うと、では一週間後、と早めてくれた。
何だか私がのらりくらりで逃げそうだとでも感じたのか、
「こういう状況だから早めにしておきましたからね」と念を押されたりして(怖
そして希望の病院はありますか?と聞かれたけれど、その時点で調べているわけもなく。
なので特にないです、と言い残し、ぼーーっとしたまま診察室を後にしたのでした。
そしてそのままぬぼーーーーっと考えごとをしながらてくてく歩いていたら、
1時間以上歩いていて、自宅に辿り着くころにはすっかり日が暮れていたのです。
医療費まとめ
10/4の病院代(大腸内視鏡検査※日帰りポリープ切除) 20,030円
—————ここまで20,910円
ちなみに、保険診療(3割負担)の場合はだいたい以下ぐらいの目安です。
大きい病院では検査内容により多少の前後はあるようです。
大腸内視鏡検査にかかる費用概算(保険診療・3割負担)
・大腸内視鏡検査(観察のみ) 5,000~6,000円
・大腸内視鏡検査+生検 9,000~18,000円
・大腸内視鏡検査+ポリープ切除 20,000~30,000円
さあ小さいポリープの診断結果は一週間と1日後の10/12(金)です。
当初、木曜に所用があったので金曜にしてもらったのですが、
その間、ネットや本で色々調べていたら「これはまずい」という思いにかられ、11日(木)にしてもらったのですが。
その3へ続く↓