今更ながら鳥越俊太郎さんの「がん患者」を読んだ。
同じ大腸がんの患者として今まで読まなかったのは、というか今読みたくなったのは、再発について知りたくなったからだと思う。
読むと、鳥越さんの場合は最初の手術(ステージ2)から一年と数か月後に肺に再発しステージ4に。そして4年と数か月後の2009年に肝臓への再発で手術、それから10年後の現在までお元気なようで、すでに完治されているようです。
私自身は先日、大腸がんの術後半年の検診で問題が無かった事に安堵したばかりだけど、この本を読んで「4年立っても再発があるのか」と、現実を見せられたような。
これから先長いなあ。ゆっくりいこう。
でも、本の中では手術の方法や、肺の腹腔鏡手術でも術後4日で退院、肝臓の手術でも術後から11日目で退院など、割と細かく状況が書かれていて、その「事実」がとても参考になったし安心材料にもなった。
知らない、わからない、という事が怖いんだよね。
その他、色々読んだ中で参考になった本をメモメモ
大腸がんになってから読んで参考になった本
大腸がんを疑うようになってからは、まずは大腸がんの事を知らねばと、図書館で大腸がん関連の本を手当たり次第に読んだ。
医療の世界は日進月歩なので、なるべく新しい本を読むようにしても抗がん剤の種類が少し古かったり。でも、一通りの事を知るのにとても役立ちました。
その中で、「がん」を知るのにとてもわかりやすかったのがこの本。
40歳で脳腫瘍、42歳で白血病と、2回の異なるがんの5年生存率はそれぞれ25%と40%、かけ合わせると10%。
自分がもし、と思うと震え上がらずにいられない。
そんな状況でも決してあきらめず、それどころか絶対に治すという強い信念で、徹底的に情報収集。納得するまで、というその姿勢はとても参考になった。
また、抗がん剤治療中はがんが消えるイメージを持つ、というのは真似させてもらいました。
入院前に読んでおくと勇気がもらえる本だと思います。
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