前回までの記事はこちらです。
もしかして大腸がん?検査で引っかかった話~はじめに~
大腸内視鏡検査~その1~検査を受けるきっかけ・検査前日
大腸内視鏡検査~その2~検査前日~当日の診断
大腸内視鏡検査~その3~小さいポリープの病理診断結果
その4は、紹介先の病院での最初の受診の話です。
10/11、紹介先の病院を受診する
最初の病院で紹介された病院は、自分が希望した病院でもありました。
病院選びは大切だと色んなブログを見て思ったので事前に色々調べたのですが、紹介先の病院は大腸内視鏡の検査件数やポリープ・早期がんの切除件数は北海道ではかなりの上位に位置する病院で、この分野においての医師の評判も良かったのが決め手でした。
S先生は午後からの外来担当だったけど、いつも予約がいっぱいなので長時間待つのを覚悟と言われた通り、14時前に受付を済ませ、診察室に呼ばれたのは16時半すぎでした。
番号が表示され診察室に入ると、50代前後と思われるS先生が待っていた。
S先生の見解
柔和で、笑顔がふんわかしたS先生は、一目で安心感の持てる先生だった。
紹介元からの画像データや書類を見つつ色々説明してくれたけど、
やっぱり最初の病院のT先生と同じ見立て・・いやそれより悪いよう(涙)
まず、私の親分(悪ものポリープ)はもらった写真ではわからなかったけど、
上の頭の部分が、少しへこんでいるらしい。
それは、がん細胞の浸潤が進行している事が推測されるようだ。
このまま放置すると、がん細胞がもっとどんどん下に広がって腸に食い込んでいくようだ(怖
じゃあ、親分の上の部分だけが悪性なら、茎からバッサリ切れば良いじゃないの?
と思うも、その茎というのは大腸の一部を巻き込んで伸びるらしい。
上手く説明できるかわからないけど、書きます。
腸の中に出来たポリープは、腸の蠕動によって便とともに一定方向に力が働く事により、
正常な粘膜も引っ張られて巻き込むように伸びていき、それが茎のようになるんですと。
つまり、茎はこんな風に腸の中に、何か別な成分でどんどん大きくなるわけでは無く、
腸の粘膜、粘膜下層以下を引っ張って茎が伸びるんですと(驚)
なので、粘膜への浸潤が進んでいる事が推測されると。。
はあ、しめじ親分はそういう仕組みで出来たのか・・。人体の不思議!
そして先生は「まだ若いから切ってもすぐ元気になりますよ」とニコニコしながら、のんびりと言うのです。
(若いから、の部分は、大腸がんが見つかる年齢の中ではという意味ですがw)
そしてリンパへの転移の判断は、この段階ではとても難しいようです。
リンパ節へ転移していても、最初はあまりにも微小なためCT検査してもわからないとか、
見えない、うつらないとか?そんな事を言っていました。
なのでS先生は、この時点での1番の安全策は、腹腔鏡による疑わしい部分の範囲の切除だと。
もちろん、その前に内視鏡でポリープを切除し細胞検査をするのも選択できるし、
もしかしてそれで大丈夫だという可能性も無いわけでは無いと。
はい、どっちにしても、切る前の判断は100%じゃなくて、
切ったものを細胞検査しないと正確な判断は出来ないという事なんですね。。
でも、まずは内視鏡検査で一回、腸内を見ないとねと。
その時もし、手術無しで済む可能性がある程度あればその場で親分(悪ものポリープ)を切除するか私に確認し、手術の可能性が非常に高いと判断すれば内視鏡では親分(悪ものポリープ)は切除せず、腹腔鏡で腸もろとも、切ってしまいましょうと。
ここで、(||゚Д゚)「え、私に確認?私が決めるの?」と緊張が。
私が決めるって、素人が何を判断材料に!?と思ったのでそう伝え、
(||゚Д゚)「内視鏡で見た時に先生に判断をお任せできませんか?」と聞くと、
先生はめっちゃ笑顔でこう言い放つ。
(^o^)「ぼくらの判断も90%、あてになりません」と。ww
結局、あくまでも、切って細胞検査をしないとわからないと。
はあ、癌ってそういうものなんですね。。
つか、見えるぐらいまで飛んでたらもう相当ヤバい状態なんですね( ;∀;)
そしてこの時点で、そんな事が笑顔でw言える先生に誠実さを感じ、全てお任せしようと。
私の場合は場所がS状結腸なので、腹腔鏡でも比較的簡単であるという言葉にも救われる。
さあ、まずは一回、内視鏡で検査して、大腸3DCTもやりましょうと。
とにかく最短で、とお願いするもS先生の施術だと半月先になるけれど、
他の先生なら来週すぐ出来るというのでそれでお願いしました。
ほんとはS先生に見てもらいたかったけど、どんどんズレ込むのも精神的にキツい。
で、この日は11日木曜でしたが、15日の月曜には再度内視鏡検査を受けられる事に決定。
ここまでトントンと進んでありがたかった。
でも先生により、やっぱり予約が取れる取れないとかこんなにも違うもんなんですね。。
はあ、十中八九、腹腔鏡手術か・・・とへこんだものの、
先の見えないトンネルから少し道が見えてきたような安心感も少し得られたのでありました。
でも一つ懸念。
→先生(^o^)「手術になれば胃カメラもしましょうね」w
(||゚Д゚)ふがーーー(心の中でw
医療費まとめ
10/1の病院代 880円
10/4の病院代(大腸内視鏡検査※日帰りポリープ切除) 20,030円
10/11の病院代 1,130円
B病院での費用(紹介先の病院)
10/11の病院代 2,480円
コメント
結果待ちの間のやり場のない思いよりも
進むべき道筋がついた今の方が
戦闘モードに入りやすいよね
まさに戦闘親分狩り!!!!
胞子が飛ぶ前に、コテンパンの刑にしちゃって!
しかし、紹介状とかってさぁ、全額自己負担だし
お高いしで、しんどいよね
パフェで乗り切って!!!!
えこさん、結果待ちの時間って長く感じますね。先が見えないと不安がどんどん膨らんじゃいますよね。
わはは、胞子が飛ぶ前に。ほんとそんな感じです!
今日はパフェじゃなく、蒸かし芋とあんこで乗り切りましたv
ゆりみそさん、いつも広島から読ませて頂いておりました!
私も40代で、2年前に胃と腸にポリープが見つかって切除しました。
結果はなんとか大丈夫だったのですが、私は兆候がありました。
(汚い話ですみませんが)う◯ちがうさぎの糞みたいにポロポロマルマルしか出なくて食事に気を付けても普通の便にはならなくて。ポリープが邪魔してたようで切除後治りました。
ゆりみそさんは自覚症状なかったですか?
年齢を重ねると内臓も年取るんですかね(-.-)
りょうこさん、広島からいつもありがとうございます!
りょうこさんも胃と腸にあったんですね、なんともなくて良かったです。
兆候といえば確かに、便の色が、最近とその前とは全然違うのです。
腫瘍をとる前は色が黒っぽかったです(こちらも生生しくてすみません)
お酒(赤ワイン)のせいだと思ってましたが、
今、入院前に飲んでおけと飲酒してるけどやっぱり色が黒ではありません(汗)
お通じ観察、大事ですね。。
いやほんと、内臓も年を取ると思います。
お互い体を大事にしましょうね。ありがとうございます。
ゆりみそさん、ずっとブログが大好きで隠れファンで楽しみに読んでいました。
今回の大腸癌、本当にビックリしました。
私は2年前に親友を大腸癌で亡くしています。
彼女は検査であちこちに回されて検査に時間がかかっているうちに癌細胞が爆発的に増え、肝臓に転移して40歳で亡くなりました。
その時彼女はもっと早く動いていれば、もっと早く次の検査を受けていれば、こんなことにならなかったのではないかととても後悔していました。
本当人生タイミングが大事だよ、と言っていたことがとても心に残っています。
不安な事、たくさんあると思います。
当人しかわからないことだと思います。
それでも、元気になることを祈っています。
上手く伝えられなくてごめんなさい。
乱文失礼いたしました。
アオキミホさん、ずっと長くお付き合いしてくれて嬉しいです。
親友を・・そうでしたか、それは辛くて寂しいですね。。
私の親友もお父さんを癌で亡くしたので、言うのが辛かったのですが受け入れて励ましてくれました。
しかしそんなに一気に進んでしまう場合もあるんですね。
「もっと早く動いていれば」という気持ちは私も心からそう思います。
もっと早く健康診断を受けていれば、癌化する前にとれたのにと。
辛い経験を聞かせて下さって。ありがとうございます。
悪いとことって早く元気になります。
と言っても、今の時点で元気なので何か変な感じでありますが。笑
ゆりみそさん♪こんにちは。
こちらには初コメですm(_ _)m
とても詳しい解説、感服します。私自身はココまで把握していませんでしたから…。
ところ今回の記事、「その4は…」で始まって「その5へ続く」とありますが、タイトルは前回と同文で「その3」になっていて…ん?
ちょっと気になったのでコメしてみました。
みっくさん♪こんにちは。
あ、本当だ!とタイトルを直しました。ありがとうございます。
知れば知るほど疑問が出てきて、納得しながら進めていたら少し詳しくなってきました。笑
忘れないよう、続きも早くアップします。