AmazonAudibleの3か月半額(750円)キャンペーンを利用中。
いやー、申し込んで良かったです。
耳で聴くのが何が良いって、料理や掃除、そして運転しながらとか「ながら」で聴ける事。
本で読んだらまた違うという感覚はあるので全面的にオーディブル推奨とは思わないけれど、気に入った作家さんがいたら本でも、とか選択肢も広がるし何もしないより良いかなと。
この調子で聴けるなら、50%オフ期間を過ぎて正規料金(月1,500円)になっても良い気がしてきました。
最近読んだ(聴いた)本
・私とは何か――「個人」から「分人」へ 平野 啓一郎
マチネの終わりにが、初めて読んだ著者の本だった。
確か何年か前のアメトークの読書芸人で、光浦さんと又吉さんらがこのマチネの終わりにを大絶賛していたので図書館で予約し、ずいぶん待たされてから読んだのが最初だった。
ちなみに、その「マチネの終わりに」を読了した日も覚えている。
初めての大腸内視鏡の検査のため、朝から腸管洗浄液を定期的に飲む間の暇つぶしに読んだ本なのだ。
その後、たまたま見てて引っかかったドラマ「空白を満たしなさい」の原作がその平野さんだと知り、さらに興味を持つ。
で、デビュー作「日蝕」が当時最年少受賞で芥川賞を受賞したと知り読んでみたらば、超難解で苦戦しまくる(汗)
これがマチネの終わりにと同じ著者なの?と混乱したぐらい。
でもこの「私とは何か」を読むと、その混乱がまさに平野さんの分人に接していたからだと納得がいった。
私とはこうだ。と思いたい私はある。
でも他人の印象は違う。
のんきだ
短気だ
火のようだ
水のようだ
付き合う人によって印象は違う。
自分自身も、常にのんきな訳でも無い。
自分は火のようにありたいけれど、毎日火だと疲れるので週に2日は、水でいたい。
でも、その水である自分もまた自分なのだ。
これは、今は、本当の自分じゃない、と一度でも心でつぶやいた事がある人には刺さる本だと思う。
もうちょっと、平野さんの本を読みたいなと思う。
2023年読んだ本
・「宇宙からの帰還」立花隆
・「推し、燃ゆ」宇佐見 りん(Audible版)
・「同志少女よ、敵を撃て」逢坂 冬馬(Audible版)
・「戦争は女の顔をしていない」(Audible版)
・メガビタミン健康法 三石巌
・うつ消しごはん 藤川徳美
・公式ガイド&レシピ きのう何食べた? ~シロさんの簡単レシピ
・コンビニ人間 村田沙耶香(Audible版)
・むらさきのスカートの女 今村夏子(Audible版)
・流浪の月 凪良ゆう(Audible版)
・私とは何か――「個人」から「分人」へ 平野 啓一郎