前回までの記事はこちらです。
もしかして大腸がん?検査で引っかかった話~はじめに~
大腸内視鏡検査~その1~検査を受けるきっかけ・検査前日
大腸内視鏡検査~その2~検査前日~当日の診断
大腸内視鏡検査~その3~小さいポリープの病理診断結果
大腸内視鏡検査~その4~紹介先の病院で受診
大腸内視鏡検査~その5~2回目の大腸内視鏡検査
大腸内視鏡検査~その6~大きいポリープの病理診断結果
大腸がん~その7~入院までの検査
大腸がん~その8~入院までの準備
その9からは、入院中の記録をば。
目次
11/2、午前中に入院
荷物をまとめたら大きなトートバック2つになってしまった。
自分一人で公共交通機関を使って病院に行くにはちょっと大変そう。
そこで病院に電話して、小さいキャリーバックを持ち込んで良いか確認する。
するとロッカーに収納できるというので急いで中身を移し替えて、
一泊用のキャリーバックと大き目トートバックに荷物を移し替えて移動。
これで移動がずいぶん楽になった♪
でも、病院により収納できない場合があるかもしれないので、
面倒でも問い合わせた方が良いと思います。
そしてガラガラ引きずって午前中には入院手続きを済ませて病室へ。
12:00 お昼ごはん
病室に案内されると四人部屋の窓際だった。窓際ラッキー♪おし♪
看護師さんから入院生活や今日の予定を聞いた後、レンタルの病衣に着替える。
ピンピンしているのに病衣に着替えると、妙に病人気分になる不思議。
この病院では、病衣のレンタルは一日につき90円(税別)でした。
結局15日間入院したので、1,350円(税別)かかりました。
病衣はレンタルじゃなく持参しても良かったのですが、
今回は手術で着替えをICUの方に委ねる事があったので、
脱着しやすい前合わせ方式のこの病衣で過ごしました。
そういう場合ではない限りでは、上下スエットみたいな物でも良いと思いましたし、
そういう人(女性に多い)もけっこう見かけました。
術後は持ち込みのウエアで、と使い分けても良かったかもしません。
ただ持ち込みだと、洗濯するとしても2着分の上下が必要です。
私のように一人で入退院したり、
持ち帰って洗濯し、また持ってきてくれる人が居ない場合は、
持って行くにも荷物になるので悩ましいですね。。
そしてすぐにお昼が運ばれ病院食を食べる。余裕で完食。
手術は4日後の5日だし、もう必要な検査も済んでいる。
なので今日は、麻酔科とICUの説明と、夕方に兄と一緒に手術の説明を受けるだけ。
でもレンタルしたモバイルwifiルーターが病院近くのヤマトに届くのは明日。
入院が決まってから一週間ほどだったので、うっかり手配が遅れてしまったのです。
手術用ストッキングの計測
看護師さんが着圧ソックスのサイズを計りに来ました。
血栓防止のために手術と手術後に着用するようです。
執刀医との初対面
仕方なく持参した本を読んでいると、当日手術を執刀してくれるM先生が来た。
この日が初対面。40代前半かな?けっこう若い先生だなと少し不安が走る。
先日外来で受診したK先生は全国雑誌に掲載されるぐらい有名な先生なので、
K先生が執刀してくれたら良いのにな・・と思うものの、
K先生も当日は立ち合うけれど、執刀するのは別の先生、とは外来の時に聞いていたし。
立ち会うなら手術して!と思ったけれど、そんな優秀な先生の下にいるM先生も優秀に違いない!
内科の先生も「S状結腸は腹腔鏡でも比較的簡単」と言っていたし、落ち着けオレと。
そうこうするうち、麻酔の説明に呼ばれた。
麻酔とそれに伴う薬物投与や処置に関する説明
麻酔の説明は、実際に手術が行われる階の一室で行われました。
麻酔科の先生と看護師さんが2人の計3人が同席。
麻酔の方法(全身麻酔、硬膜外麻酔)や伴う危険などの説明を受ける。
一つだけ気になっていたのが、意識がある時に喉に管(気道確保のための)を通すのかという事。
どこかのブログで、全身麻酔の前に管を通されめちゃきつかったと読んだのでブルってたのです。
でも、全身麻酔後に通すと聞いて一安心。
書類にサインを済ませると先生は退出、その後看護師さんに当日の手順など細かい説明を受ける。
これが、図解(イラスト)入りの書類をベースに説明されたため実感が沸いてきて怖くなる(汗)。手術はこんな体制で、という図まであるんだもの。
でも当日も受け持って下さるという看護師さんは、とてもやさしそうで安心感のある方。
若いんですけどね、偉いなあ、素晴らしいなあと。
そして病室に戻ると、今度はICUの看護師さんからの説明が待っていた。
ICUに入室する準備の説明
ICUの説明には、これまた若い看護師さんが二組で来ました。
男女二組で、どちらも若く、男性は髪も少し長めでおしゃれが好きな若者という感じ。
その二人にICUに行く時の持ち物の確認や流れなど、ざっと説明を受ける。
これは入院前にも持ち物リストを貰っていたので問題無し。
スマホ持ち込みはNGだけど、iPodはOKをもらう。
ICUではテレビも見られるけど、見たいのが無ければ音楽か落語でやり過ごそうと。
もちろん、痛くなければだけど。
持ち物リストの中には普段は縁のない「テープ式紙おむつ」「尿取りパット」もあった。
病院内のコンビニに一枚入りの個包装のがあるのをチェックしてたけど、
いざドラッグストアで探すと、ばら売りなんて無いんだよね。
なので病院のコンビニで調達しました。
後での経験だけど、尿取りパットの他、生理用ナプキンの夜用も必要でした。
(結局それもコンビニで調達できたので良かったのですが)
ICUへ入室する準備(持ち物リスト)
※私は大腸の腹腔鏡手術でしたが、手術により違うと思うのでご参考までに
- 歯磨き用コップ、歯ブラシ、歯磨き粉
- 飲み水用コップ(陶器以外が望ましい)
- バスタオル1、フェイスタオル2
- ティッシュペーパー1箱
- テープ式紙おむつ1枚
- 尿取りパット5~6枚
- 下着1~2枚
- 病棟に戻る時に着る寝巻き(病衣)
これらを手術当日の朝、全部一つのトートバックや紙袋などにまとめておきました。
夕方、兄が来る
この日は、手術の説明を聞くのに身内の立ち合いが必須だと言われていた。
心配かけたくなくて自己完結するつもりだったけど、仕方ないので連絡しておいたのです。
予定時間の少し前に兄がちょっと心配そうな顔をして来てくれて、
予定通りの時間に呼ばれ、手術の説明を二人で聞きに行く。
手術の説明と、承諾書にサインと
手術の説明は、執刀するM先生がしてくれた。
治療のための手術内容の説明と、考えられるリスクの説明を聞き、書類にサイン。
そこで、少し疑問に思っていた事を確認したり。
聞いてる兄はチンプンカンプンだったよう。笑
いやそうだよね、私だって、がんと知ってから知った事ばかりだし!
兄と話す
説明を聞いた後、兄と小一時間ほど話す。
兄とはお盆に実家で顔合わせるぐらいで、普段は疎遠といってもいいかもしれない。
地震の時とか、用事がある時だけラインでやりとりするぐらい。
でも決して仲が悪いわけじゃない。お互い合理的すぎるだけ。
この件で連絡した時はまさかの「がん」にショックを受けていたようだけど、
この日は落ち着いて、「俺の周りもけっこう多いよ~」と慰めて?くれた。
契約したけど使っていないというUQのモバイルwifiルーターも持ってきてくれて。
あー!でも私、レンタルしちゃったんだよね!と。
netflixのアカウント使えるよ?と言ってくれたけど、
私も既に無料期間キャンペーンに申し込んでる、と言うと笑ってた。
うちは三兄弟だけど、資質的には兄と私は似ている。
変な言い方かもしれないけど、こうした機会に、こうして兄と色々話せて良かったと思ったり。
また来るし、と一時間ほどで兄も帰宅。
高額なお見舞いももらって、本当に感謝しかない。。
いつか恩返しをしなければ!!
18:00 夕ごはん
ごはん300gぐらい?お吸い物、野菜と豆腐の何か、かれい煮つけ、プリン?
米多い!と思うも、4日後の手術後は5日ぐらい水しか飲めない絶食状態になる。
だから今のうちにと、ペロリと完食。
次は大腸がん~11/3・入院2日目~に続きます!