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大腸がん~11/14(術後9日目・病理組織診断報告書)

2018/11/14、入院13日目、大腸腹腔鏡手術後9日目の記録です。
(後日記録しています)

前回までの記事はこちらです。

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11/14(水)・入院13日目(術後9日目)

昨日、大腸腹腔鏡手術で切除した腸の病理検査の結果により、大腸がん(S状結腸がん)のステージ3aと宣告された。

直後はさすがに少し落ちたけど、すぐ「泣いてる時間がもったいない!」と聞き漏らした事が無いかとか、ネットで色々検索したりして、聞きたい事を整理した。

入院中は、外科の主治医がちょこちょこ顏を出してくれるので、聞ける事は聞いておくチャンスだから!!

と、ざっとメモしたそれらを朝、セブンのコーヒーを飲みながらまとめ、主治医が顏を出してくれるチャンスを待ちました。

10:00 主治医に質問をぶつける

目論見通り、主治医が午前中に病室に顏を出してくれたのでチャンスとばかりに色々質問。

私が主に疑問に思ったのは、ガイドラインでは、リンパ節への転移が1個でもあればステージ3に分類されるのは理解したけれど、その「数的な分類」以外、「質的な違い」で再発の危険性に差が出るのか?という事でした。

Q: リンパ節への転移が1個あったが、腫れてる?腫れてないで違う?

A: 腫れてない。(から違わない)

Q: EMRの結果(内視鏡切除)で脈管侵襲(静脈侵襲、リンパ侵襲)があったが関係あるか?

A: 関係ない。

Q: EMRの結果(内視鏡切除)で組織型分類(高分化、中分化、低分化、未分化など)に低分子化腺がんなど、悪性度の高いがんが混じっていたが関係あるか?

A: 関係ない。

私の場合はステージ3でも、ごく浅い所(T1a)でとどまっていたので、いわゆる「顔つきの悪いがん(低分化、未分化)」があったとしても、そこは重要視されないと。

むしろ、深達度が深いステージ2の方がそこを重要視するらしい。。

と、ここまでは病気に対する疑問で、これからは、これからの治療に対する質問をしました。

Q: 今後定期的に受診する事になると思うが、抗がん剤(内科)をやる場合としない場合で頻度や内容に違いが出るのか?

A: 違う。

抗がん剤(内科)が無ければ3か月刻み(血液検査、CTなど)。
抗がん剤(内科)が有れば細かく刻んで、内科の予定とすり合わせていく。

さらに、自分の状態をより把握しておきたいので、昨日モニターで見せていただいた「病理組織の診断報告書」のコピーが欲しいとお願いすると、xx先生には内緒ね(主治医の上司?w)ともってきてくれました。

以下、私の病理組織診断報告書の内容です。

病理組織診断報告書(S状結腸がん)

臨床診断:S状結腸がん
臨床経過:Sクリニックより紹介。便潜血陽性にいてCS試行し病変指摘、SM浸潤疑われたため、当院へ手術目的に紹介となった。EMR施行するとSM1であったがv+であり非治癒切除。追加切除目的で腹腔鏡下S状結腸切除施行。

病理診断:

S-colon,resection: No residual tumor.
(S状結腸切除:残存腫瘍無し)
Lymph node,excision:Metastatic carcinoma.
(リンパ節摘出:転移性がん)

病理所見:

リンパ節:
#241(0/20),#242(1/2),#253(0/2),合計(1/24)

以下、EMRの結果と合わせた詳細

[大腸癌取扱い規約 第9版]
占居部位:S
肉眼的分類:1-IP
大きさ:15x13mm(adenomaを含むサイズ 23x23x17mm)
組織型:tubular adenocarcinoma,moderately differentiated type(tub2)>well differentiated type(tub1),poorly differntiated adenocarcinoma,non-solid type(por2)
リンパ管侵襲:Ly1(D2-40),
静脈侵襲:V1(EVG),
壁深達度:pT1a(SM1),head invasion
リンパ節転移の程度:pN1a,#242(1/2)
遠隔転移:M0,
肝転移:H0,
腹膜転移:P0,
肺転移:PUL0,
腹水細胞診:CYX,
進行度:pStage3a,
断端浸潤:pPM0,pDM0,pRM0,
癌遺残:R0,

リンパ節への転移は#242(1/2)で示されていますが、そこは主リンパ管の一歩手前の中間部分だったので助かったと、主リンパまで行ってたら危険だった(怖)と先生が図解で詳しく説明してくれました。

どんな質問にも力強く、根気強く答えてくれて、こっそりw診断書のコピーをとって説明してくれた主治医には感謝と尊敬の念しかありません。あ。お尻の管には少し恨みがw

診断書の発行を依頼

こちらの病院では、退院日が決まった時点で診断書の発行を依頼できるので、早速手続きをしておきました。

受取方法:外来、もしくは郵送
料金:
5,400円+82円(切手代)
日数:~2週間(実際には1週間強で到着)

診断書を入院ごとに申請するとその都度料金が発生します。
私の加入している保険は手術の伴う入院のみ診断書が必要で、手術の伴わない入院には必要ありませんでした。
加入している保険により違うと思うので、一回一回診断書が必要な場合は2~3回まとめて診断書を請求する事も出来るので保険会社、病院の事務に確認してみると診断書の節約になると思います。

次は大腸がん~11/15(術後10日目・抗がん剤の説明を聞く)~に続きます!


大腸がんランキング

前回までの記事はこちらですv

もしかして大腸がん?検査で引っかかった話~はじめに~
大腸内視鏡検査~その1~検査を受けるきっかけ・検査前日
大腸内視鏡検査~その2~検査前日~当日の診断
大腸内視鏡検査~その3~小さいポリープの病理診断結果
大腸内視鏡検査~その4~紹介先の病院で受診
大腸内視鏡検査~その5~2回目の大腸内視鏡検査
大腸内視鏡検査~その6~大きいポリープの病理診断結果
大腸がん~その7~入院までの検査
大腸がん~その8~入院までの準備
大腸がん~11/2・入院1日目
大腸がん~11/3・入院2日目
大腸がん~11/4・入院3日目
大腸がん~11/5・入院4日目(手術当日)
大腸がん~11/6・入院5日目(手術翌日)
大腸がん~11/7~8(術後2~3日目)
大腸がん~11/9(術後4日目、お尻の管が抜ける)
大腸がん~11/10(術後5日目、食事再開)
大腸がん~11/11~12(術後6~7日目)
大腸がん~11/13・病理結果と最終ステージ宣告